2012/10/29

教育バウチャー制度って何じゃ!?(維新八策の一つ)(3)




維新八策には「教育機関の切磋琢磨を促す」と書いてあります。




いったいどういう基準で切磋琢磨させるのでしょうか。

簡単に思いつくこととして、

偏差値、進学率、就職率、、、、etc、、



なのでしょうが、

このような基準で行われるバウチャー制度では、
教育の目的が限定される危険性が高まります。
例えば、

『学力オンリー!!』。


教育学者の佐藤学氏が、教育における
「普通教育」「国民教育」「皇民教育」

の3つの目的について触れていることからもわかるように、

教育は多様です。

しかしながら教育バウチャーを行うと、


切磋琢磨させて、
生徒に人気がある学校へ
より多くの予算を充てる
多くの学校がより多くの生徒を集めるために頑張る
教育の目的が学力至上主義になる
(すでに私立学校に非常に多い。
見え見えすぎる結末。
そもそも幸せってなんだっけって言い出す
(はうわっ、またこれかよ)



このようなこともあり得ます。



当然、バウチャー議論において頻繁に言及される
『教育格差』については、

教育格差が発生する
所得格差が発生する
貧困層が厚くなる
一部地域に貧困層が集まる(スラム街化)
治安が悪くなる
(長い時間がかかりますが、、)


と、適当に考えただけでもこのような道筋があり得ます。





橋下市長は大阪と海外の大都市との比較をよくしますが、
アメリカのような経済大国を目指すつもりなのでしょうか?



そもそも「資源が無い日本」が、
以前から行ってきた教育には、
圧倒的に素晴らしい実績があります。



例えば、多くの国民が誇りに思っているであろう、
「日本の治安の良さ」


文化的背景などいろいろ複雑に存在するでしょうが、

国家は国民から成り立ち、
その国民が教育によって育つわけですから、

日本の治安の良さは、
日本の公教育の一つの成果ともいえるでしょう。



以前、
でも紹介しましたが、



「Inability to afford basic needs~
ベーシックニーズの余裕が無い」
の世界調査で、

医療、食事、衣服、その他、の分類において、

日本では2%、2%、3%、4%
アメリカは23%、16%、16%、30%

日本はアメリカの10倍貧困層が少ないのです。

少なくとも、しばらくはアメリカを目指す必要は無さそうですね。





以上、教育バウチャー制度って何じゃ!?(維新八策の一つ)
シリーズでした。