文化14年(1817)に退位した第119代光格天皇が上皇の御所である仙洞御所へ向う行列
江戸時代の天皇は殆ど行幸をしませんでした。
なんせ京都御所の奥深くにて鎮座してましたので、
一般の人々の目に触れることはありませんでした。
しかし、明治維新によって1868年1月3日に王政復古がなると、
天皇は頻繁に行幸するようになりました。
メディアなんて存在しない当時、
多くの日本国民は天皇を見たこともありませんし、
その存在すら知りませんでした。
そこには、新しい日本の統治機構としての
権力者たちの意図があったわけです。
そのような意図があったわけですから、
行幸はなるべく広範囲に、
たくさんの場所へ行く必要があったわけです。
明治天皇は明治元年(1873年)、
大阪から始まり、20年間で35の都道府県を訪れました。
当時の人々は、あまりにも浮世離れした集団に、
さぞかしびっくりしたことでしょう。

