
何故、陰謀論が大好きなB層はただひたすらにB層なのか。
何故、B層は自分の意見に圧倒的な自信を持つのか。
何故、B層は「もっともらしい情報」にしか聞く耳を持たないのか。
認知心理学の実験で以下のようなことが報告されています。
米オハイオ州立大学の研究者2人が、真実でない情報がニュース記事によって即座に訂正された時に何が起きるかを分析した。
研究では、真実でない情報がニュース記事によって即座に訂正された時に何が起きるかを分析、その結果、例え直ぐに訂正されても、自分が信じたいと思った情報は、それが嘘であっても誤りであっても、訂正されたことがなかったかのようにかたくなに虚偽情報の方を信じる人が実に多かった。
~~~~~~~~~~~~~~~
<実験概要>
被験者を3グループに分けある作業を行ってもらった。
(1).嘘情報と訂正情報をもとに作業を行う。
(2).嘘情報をもとに作業を行う。後に訂正情報を提示。
(3).嘘情報のみで作業を行う。
(注)嘘情報は「もっともらしい情報」として仕組んである。
実験の最後に、行った作業と情報をもとに、
被験者に意見を聞くと、(2)のグループにおいて、
明らかに嘘情報に洗脳されている被験者が多く見受けられる結果が出た。
~~~~~~~~~~~~~~
結局例えそれが真実であっても、人は自分の信じたいことを曲げたくないため、不正確な情報に対する訂正はなんの意味も持たないという結論に至ったそうです。人は真実を湾曲させてでも自分の主張を通してしまうもんなのですね(もちろん全員ではないが)。
この研究から言えることとしては、相反する意見を持った人々が議論するとき、事実情報を提供することは、論争中の事実に関する理解を促進するための必要条件ではあるが十分条件ではない。この研究が明らかにしたように、個人は様々なバイアスに影響され、時には注意深く記載された証拠を拒絶してしまうこともあるのです。
この研究を率いたケリー・ガレット氏いわく、「人間は、単純に正確な情報だけをふるいにかけることはできない。誤認識の訂正させるには、根気強く説得していかなければならない。」とのこと。
米国ではオバマ大統領は米国生まれでないという誤情報が出回っていますが、どんなに事実を提示しても人々の信念を変えることができないのは、こういった人間の特性によるもので、米国では6人に1人が信じたいものしか信じないという傾向にあるようです。